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国鉄 北陸本線 杉津駅

最終更新日:2015年3月1日

国鉄・北陸本線「杉津駅」は遠い幻だったのか!?

 66年間多いに賑わったその駅は、現在、残念ながら北陸自動車道・上り杉津パーキングエリアに変わっていました。ただ、唯一このあたりで蒸気機関車が走っていたことを物語る石造りのトンネルと石積みの橋脚があるのみでした。東浦の青い海が一望できるこの駅で、きっと多くの人の出会いや別れがあったことでしょう。(平成17年記事より抜粋)

上り杉津PA(旧杉津駅付近)より、麓の杉津集落と敦賀湾を望む杉津駅(すいづえき)は、福井県敦賀市杉津にかつてあった日本国有鉄道(国鉄)北陸本線の駅である。

概要

北陸本線の敦賀と福井の間の軌道の敷設に際し、地形を最大限に生かし山稜に沿っての路線が選定された。なおかつ時代背景もあり、軍事上の利便を図るため、海岸沿いの山の斜面の中腹より敦賀湾を一望、監視する目的もあり、海抜200メートルのこの地に杉津駅が設置された。

そのような意図のもと敷設されたこの路線は25パーミル勾配とトンネルの連続する険しい区間となり、「北陸線の癌」と呼ばれる難所であった。土砂崩れ、雪崩で脱線、不通になることがしばしばあった。

乗客にとっても、この辺りを走る時は煤だらけになるのが当然といった感じの場所であったが、反面、山の緑を縫ってトンネルと鉄橋の連続する起伏の富んだ眺望に優れた路線でもあり、鉄道唱歌第4集北陸編の第65番でも「海のながめのたぐいなき 杉津をいでてトンネルに 入ればあやしやいつのまに 日はくれはてて暗(やみ)なるぞ」と歌われる景勝地ともなった。大正天皇を乗せたお召し列車が、その絶景に見惚れて、暫く汽車の発車を遅らせたという逸話も残っている。

当駅は福井県そして越前海岸唯一の海岸駅として、通勤・通学以外にも海産物物資輸送、杉津海岸への海水浴客などの利用があり、特に夏休み期間は「海水浴場に歩いて行ける駅」として一大観光スポットの賑わいを見せていた。そのため、今庄-敦賀間の北陸本線線形改良案のうち、北陸トンネル開削案を除く全ての案では杉津駅は残されていた。

しかし戦後は地域サービスよりも輸送力増強、スピードアップの要求が優先されたために 北陸トンネルを擁する新線切り替えが断行され「北陸線屈指の車窓風景でございます」と車内アナウンスされていたほどの人気駅が消えることとなった。

駅構造

駅はトンネルに挟まれた立地に変則相対式ホーム3面4線(中央通過線を含む3線と海側1線)があった地上駅。各ホームに待合室があった。海側1線は待避線扱いで除雪車が専ら常駐していたようである。駅舎は更に海よりにあり、ふもとの海岸村からは一直線の石段であった。 並走道路もないため不通時になると山あり谷ありのこの難所を線路伝いに徒歩移動しなければならなかった。

運行形態

敦賀~今庄間は険しい地形であるため直通列車以外は福井~今庄間で折り返す通勤列車も数多く存在した。 直通列車でも普通列車以外は新保駅、大桐駅ともども通過する場合が多かったが杉津駅のみ停車する系統もみられた。

ウィキペディアの執筆者,2009,「杉津駅」『ウィキペディア日本語版』,(2010年10月20日取得,http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E6%9D%89%E6%B4%A5%E9%A7%85&oldid=29245099)より引用


杉津駅 写真3

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