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永厳寺(若狭観音霊場第一番札所)

更新日:2015年3月1日


鐘楼堂


参道


参道のトンネル

 華やかな花換まつりも終わり、新緑の季節を待つ金崎宮。そのすぐ近くにある、若狭観音霊場第一番札所の永厳寺。

 参道のトンネルを抜けると、まるで別世界に来たように目の前に山門が現れます。六地蔵をはじめ沢山の石仏が見られ、参道の左側の一段高い場所に、鐘楼堂を見上げることが出来ます。

 参道右側の墓地を抜け、国道沿いに下へ抜ける階段を下ると、戦国時代に発見され600年以上枯れることなく湧いているという「泉のお清水」があります。静かに湧き出るお清水は、周囲の騒がしさを遠ざけるように、心静かな空間を作り出しています。

 湧水の冷たさを後に、今度はもう一つ小さなトンネルを抜けると、金ヶ崎の見慣れた線路わきの景色があらわれます。
 住み慣れた敦賀のまちで、小さな旅行を体験できる場所です。
 みなさんも、是非、一度足を運んでみてください。

[永厳寺](ようごんじ)
 応永二十年、永建寺(松島町)三世東渓宗陽大和尚がご開山となり開創された後、信長による越前朝倉攻めに始まり、永い歴史の中で、何度か戦乱の火に焼失を繰り返しました。
 近年では、昭和二十年七月十二日、第二次世界大戦終戦間近の敦賀大空襲により、鐘楼堂・羅漢堂(現在の阿弥陀仏堂)・中門を残し、すべてを焼失しています。
 幕末には、武田耕雲斎率いる水戸烈士一行353名が、ここ敦賀の地で斬首刑にされた際には、十五歳以下の少年11名が永厳寺に仏弟子として引き取られた事でも知られています。


泉のお清水


港へ続く線路

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