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農業と福祉が連携する新たな取り組みがスタート

更新日:2017年7月25日

摘果作業を行うワークサポート陽だまりの通所者
摘果作業を行うワークサポート陽だまりの通所者

摘果作業の様子
摘果作業の様子

 7月21日、「農福連携サポート事業」が行なわれ、市内の障害者就労支援施設の通所者が東浦みかんの摘果作業を行ないました。「農福連携サポート事業」は今年度から市が取り組む事業で、農業と福祉が連携して、農作業の担い手不足の解消と障害者の就労機会を拡大することを目指します。事業では、通所者が農作業を行ない、その分の工賃を通所者が受け取る仕組みです。

中庄治みかん園からの景色
中庄治みかん園からの景色

黄色くなった果実(写真中央)などを摘果しました
黄色くなった果実(写真中央)などを摘果しました

 今回の作業は東浦地区にある観光みかん園2カ所で行なわれ、敦賀市社会福祉事業団「ワークサポート陽だまり」の通所者10人がみかんの摘果作業を行ないました。みかん園のひとつ「中庄冶みかん園」は、中庄治(なかしょうじ)美代子(みよこ)さんが1人でみかん栽培を行なっており、20アールの敷地に約200本のみかんの木が植えられています。通所者は中庄司さんなどから摘果作業の指導を受けながら、形の悪い果実や極端に大きくなった果実、色が黄色くなった果実を木から慎重に取り除いていました。中庄冶さんは「今年は草刈りが大変で摘果作業ができていなかった。手伝いがあるのはありがたい」と話しました。

 ワークサポート陽だまりの光原(みつはら)正隆(まさたか)所長は「農作業は初の取り組みで、通所者の収入確保につながる。摘果作業は毎日ある作業ではなく、次回まで期間が空く。作業が通所者に合うかどうか、今後も見守りたい」と話しました。

 今年度は、今後、東浦みかんの収穫作業や伝統野菜杉箸アカカンバの間引き作業を予定しています。

情報発信元

広報広聴課

  • 電話:0770-22-8112