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敦賀市内小中高校での人権教育

更新日:2022年8月24日

令和4年度

主題名

充実した生き方の追求、人間愛の精神を深める、誰に対しても公平に

ねらい

目的、目標の意味を理解し、世界で活躍する人たちの目的、目標を知り、自分自身の目的、目標を考えながら、思いやりを忘れず、誰に対しても公平に前向きに生きていこうとする道徳的実践意欲と態度を育てる。

授業について

「未来を生き抜く力」を育むために、「未来を生き抜く目的、目標」について考えていきます。まずは、目的、目標の意味を理解し、それらが人生においてなぜ必要かということを身近な例から理解していきます。さらに、世界で活躍しているスポーツ選手が、決して「優勝」を目的にしているわけではなく、「多くの人々に喜んでもらいたい」「困っている人々を助けたい」という思いで、何よりも「人権」を大切にしながら、日々努力を積み重ねていることや、本市にゆかりのある瀬戸内寂聴氏の「人間がこの世に生まれた目的は、自分のまわりにいる人を一人でも多く幸せにすること」という名言も紹介していきます。さらに、目的、目標を漠然と思うだけではなく、「言霊」(言葉に宿る不思議な力、万葉集の歌が作られた背景には、言霊の存在があるとのこと)により、文字にしたり声に出すことが大切であることを知ります。そして、「自分はどのように生きていけばよいのか?」、「平和な世の中とは?」等々、「人権」を守っていくという大前提の中、考えていきます。

授業後の感想の紹介

中学生の目的、目標、感想
(中学生)

<抜粋>

  • 小学生のころ、いやなことをされていたことあったので、私の心に響きました。人は目的や目標があると何でものりこえられることを学びました。(中学生)
  • 自分がまず悪口を言わず幸せを振りまいて周りの人、家族や友達も幸せにしようと思いました。目的と目標の違いがよく分かりました。自分も目的と目標をつくろうと思いました。(中学生)
  • 良い意味でも悪い意味でも言葉で人生を変えられるので、自分にも他の人にも良い言葉をかけたいです。(中学生)
  • プラス思考にしてみると小さな嫌な事だったら、あんまり気にならなくなったし、逆に楽しい事やうれしい事が増えてきて、プラス思考をする事は本当に大事だなと思いました。(中学生)

令和3年度

主題名

誰に対しても親切に、誰に対しても公平に

ねらい

障害者差別、身近に起こりうる差別でのロールプレイを通して差別や誹謗中傷について考え、だれに対しても分け隔てをせず、「違い」を認め、思いやりの気持ちをもって、公正、公平な態度で接しようとする道徳的心情を育てる。

教材名

  • 人権擁護委員広報用動画(国民一般向け)
  • 「人権擁護委員からみんなが幸せな明日へ」(YouTube 法務省チャンネル)
  • 人権啓発ビデオ「わたしたちの声3人の物語」リスペクトアザー(YouTube 法務省チャンネル)等

授業について

平成28年4月1日、障害を理由とする差別の解消を推進することを目的として、「障害者差別解消法」が施行されました。この法律により障害者が「自分で何とかする」時代から「社会が障害を取り除く」時代へ変わったのですが、社会の認識が浅く依然差別も存在しています。
また、文部科学省が令和3年10月13日に公表した「問題行動・不登校調査」により、全国の小中高校などが令和2年度に認知したいじめの件数は51万7,163件で、前年度より15.6%減少したことが明らかになりました。しかし、「パソコンや携帯電話で誹謗中傷される」は過去最多の約1万8,000件となり、様々な差別等を助長させています。
そのため、令和3年度の「人権教育」として、身近なニュースや出来事などから、障害者差別や教室内でも起こりうる身近な差別も取り上げ、道徳的な判断力、心情、実践意欲と態度を育てる授業を行い、子どもたちの実践意欲を高めるため授業を実施しました。

授業後の感想の紹介

中学生の感想
中学生

小学生の感想
小学生

<抜粋>

  • 授業を受けてあらためて私は幸運なんだなと思いました。新型コロナに感染しても差別しないまわりの人々、いじめのないクラス、色々なことを教えてくれる友達、そのことに気づかせていただきありがとうございました。(小学生)
  • 人を傷つけるために生まれてきたわけではない。正しい心をもつことが大事だということが分かりました。(小学生)
  • 家族にも教えたいです。(小学生)
  • これから、人権についてのことをたくさん考え「いじめ」などを周りからなくせるように、まずは自分がしないように相手のことを考えて行動したいです。(小学生)
  • ぼくは今日、先生の話を聞いて人を大切にしないといけないということがよくわかりました。ぼくは、今日の話を聞かなかったら、ずっと悪口などを続けていたと思います。(中学生)
  • 僕は今、人に親切にするということを知ったので大リーグの大谷よりもすごい人になろうと思いました。(中学生)
  • 性格が合う人と合わない人がいて、合わなかったら一緒にいたくないと思ってしまいます。だけど、そうじゃなくて合わない人の良い所を見つけて素直にほめてあげて好きになりたいなと今日の授業で考えました。(中学生)
  • 人権のことをあらためて習って今までよりも人のことを大切にしていきたいと思いました。世界で活躍する人が、いじめや人種差別をなくそうとする運動の中心となって頑張っているのを見ると嬉しく思います。人権のことを改めて考えさせてくれる時間を設けて下さりありがとうございました。(高校生)
  • 私は来年後輩ができるので、後輩がミスしたら全否定せず優しく色々なことを教えたいと思います。そして、愛される先輩になりたいです。今日聞いたお話を家でみんなにしたいと思います。(高校生)

各学校のホームページより

黒河小学校「人権について考えよう」 令和3年7月14日掲載

7月13日火曜日に人権擁護委員の先生が道徳の授業をしてくださいました。
今でも人種差別がある現状を知り、人権について深く考える時間となりました。
誰に対しても、分け隔てをせず、「違い」を認め、思いやりの気持ちをもって公正・公平な態度で接することの大切さを学ぶことができました。

黒河小学校授業の様子
黒河小学校

沓見小学校「人権教育」 令和3年9月17日掲載

今日は敦賀市教育委員会生涯学習課から人権擁護委員の先生をお招きして、6年生に道徳の出前授業を行っていただきました。
テーマは「人間らしく生きる権利について考えよう」でした。
身近な差別について、最近のニュースやロールプレイなどを通して考え、誰に対しても分け隔てをせず、「違い」を認め、今後どのように行動していけばよいかを考えることができました。

沓見小学校授業の様子
沓見小学校

中央小学校「人権教育」 令和4年3月8日掲載

3月7日、8日、6年生の各クラスに人権擁護委員の先生をお招きし、「人間らしく生きる権利について考えよう」というテーマで授業を行っていただきました。
身近な出来事の中にも「人権が守られていない」場合があることを知りました。悪口を言うと、自分の脳に悪い影響があることを教えていただきました。
「違いを認められないことが差別や偏見につながる」「違いを認めることで自分も人も幸せになれる」ということを心から実感しました。
子どもたち一人一人の心に響く授業でした。ありがとうございました。

中央小学校授業の様子
中央小学校

情報発信元

生涯学習課

  • 電話:0770-25-8318
  • ファックス:0770-22-4576