更新日:2022年8月24日
充実した生き方の追求、人間愛の精神を深める、誰に対しても公平に
目的、目標の意味を理解し、世界で活躍する人たちの目的、目標を知り、自分自身の目的、目標を考えながら、思いやりを忘れず、誰に対しても公平に前向きに生きていこうとする道徳的実践意欲と態度を育てる。
「未来を生き抜く力」を育むために、「未来を生き抜く目的、目標」について考えていきます。まずは、目的、目標の意味を理解し、それらが人生においてなぜ必要かということを身近な例から理解していきます。さらに、世界で活躍しているスポーツ選手が、決して「優勝」を目的にしているわけではなく、「多くの人々に喜んでもらいたい」「困っている人々を助けたい」という思いで、何よりも「人権」を大切にしながら、日々努力を積み重ねていることや、本市にゆかりのある瀬戸内寂聴氏の「人間がこの世に生まれた目的は、自分のまわりにいる人を一人でも多く幸せにすること」という名言も紹介していきます。さらに、目的、目標を漠然と思うだけではなく、「言霊」(言葉に宿る不思議な力、万葉集の歌が作られた背景には、言霊の存在があるとのこと)により、文字にしたり声に出すことが大切であることを知ります。そして、「自分はどのように生きていけばよいのか?」、「平和な世の中とは?」等々、「人権」を守っていくという大前提の中、考えていきます。
(中学生)
<抜粋>
誰に対しても親切に、誰に対しても公平に
障害者差別、身近に起こりうる差別でのロールプレイを通して差別や誹謗中傷について考え、だれに対しても分け隔てをせず、「違い」を認め、思いやりの気持ちをもって、公正、公平な態度で接しようとする道徳的心情を育てる。
平成28年4月1日、障害を理由とする差別の解消を推進することを目的として、「障害者差別解消法」が施行されました。この法律により障害者が「自分で何とかする」時代から「社会が障害を取り除く」時代へ変わったのですが、社会の認識が浅く依然差別も存在しています。
また、文部科学省が令和3年10月13日に公表した「問題行動・不登校調査」により、全国の小中高校などが令和2年度に認知したいじめの件数は51万7,163件で、前年度より15.6%減少したことが明らかになりました。しかし、「パソコンや携帯電話で誹謗中傷される」は過去最多の約1万8,000件となり、様々な差別等を助長させています。
そのため、令和3年度の「人権教育」として、身近なニュースや出来事などから、障害者差別や教室内でも起こりうる身近な差別も取り上げ、道徳的な判断力、心情、実践意欲と態度を育てる授業を行い、子どもたちの実践意欲を高めるため授業を実施しました。
中学生
小学生
<抜粋>
7月13日火曜日に人権擁護委員の先生が道徳の授業をしてくださいました。
今でも人種差別がある現状を知り、人権について深く考える時間となりました。
誰に対しても、分け隔てをせず、「違い」を認め、思いやりの気持ちをもって公正・公平な態度で接することの大切さを学ぶことができました。
黒河小学校
今日は敦賀市教育委員会生涯学習課から人権擁護委員の先生をお招きして、6年生に道徳の出前授業を行っていただきました。
テーマは「人間らしく生きる権利について考えよう」でした。
身近な差別について、最近のニュースやロールプレイなどを通して考え、誰に対しても分け隔てをせず、「違い」を認め、今後どのように行動していけばよいかを考えることができました。
沓見小学校
3月7日、8日、6年生の各クラスに人権擁護委員の先生をお招きし、「人間らしく生きる権利について考えよう」というテーマで授業を行っていただきました。
身近な出来事の中にも「人権が守られていない」場合があることを知りました。悪口を言うと、自分の脳に悪い影響があることを教えていただきました。
「違いを認められないことが差別や偏見につながる」「違いを認めることで自分も人も幸せになれる」ということを心から実感しました。
子どもたち一人一人の心に響く授業でした。ありがとうございました。
中央小学校