更新日:2024年7月16日
社会教育委員は、「社会教育法」や敦賀市の条例によって規定され、社会教育に関する計画の立案や調査研究を行うことによって、社会教育に関して教育委員会に助言を行う職務を担っています。教育委員会が委嘱し、学校教育関係者や社会教育関係者、家庭教育関係者、学識経験者によって構成されています。任期は2年間です。
平成12年度より、最も重要と考えられるテーマを選んで、2年間にわたって研修、意識調査、先進地視察等の自主研究活動を行い、その成果を「提言書」にまとめて敦賀市教育委員会に提出してきました。
年度 | テーマ | 自主研究活動 |
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平成12・13年度 |
地域で子どもを育てるために |
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平成14・15年度 |
中高生の地域活動参加(居場所創出)のために |
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平成16・17年度 |
地域及び家庭での教育力を高めるために |
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平成18・19年度 |
子育てにやさしいまちづくりのために |
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平成20・21年度 |
親の教育(親学) |
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平成22・23年度 |
家庭の教育力向上のために |
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平成24・25年度 |
社会教育の核となる『公民館』活動向上のために |
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平成26・27年度 |
公民館活動の活性化について |
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平成28・29年度 |
家庭教育支援について |
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平成30・令和元年度 |
前期提言「家庭教育支援について」の具現化(これからの家庭教育支援4項目) |
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令和2・3年度 |
日本遺産(鉄道遺産ストーリー)と郷土愛の醸成 |
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令和4・5年度 |
前期提言「日本遺産(鉄道遺産ストーリー)と郷土愛の醸成」の具現化(4項目) |
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令和2年1月に敦賀市で策定された敦賀市家庭教育指針-「家庭教育7つのすすめ」-をもとに、家庭教育ハンドブックについて調査・研究し、協議を重ねてきました。その結果、敦賀市教育委員会から令和2年4月に家庭教育ハンドブック「7つのすすめ」として発行され、就学2年前から中学校卒業までの子どもの保護者を対象に配付されました。これは、家庭教育指針をわかりやすく具体化するとともに地域での体験活動、相談窓口等をまとめたものです。
令和3年度実施の小学校就学時健康診断時子育て講座から、家庭教育ハンドブックが配付資料として活用されています。
鉄道遺産ストーリーが日本遺産に認定されたことを受けて、市民や子どもたちが「鉄道と港のまち敦賀」の魅力として身近に感じ、郷土愛を育む社会教育をどのように進めるとよいかを研修し、協議を重ねてきました。令和2年11月3日にオープンした新人道の港敦賀ムゼウムで、見学会を兼ねて研修会を行い、日本遺産認定までのアプローチや鉄道遺産ストーリーの魅力について講師を招いて研鑽しました。
新人道の港敦賀ムゼウムで見学会
日本遺産(鉄道遺産ストーリー)の研鑽
日本遺産(鉄道遺産ストーリー)の現地視察を令和3年10月11日に行い、鉄道遺産ストーリーについて認識を深める中、郷土愛の醸成を図るための方策を検討し、協議を重ねてきました。また、NPO法人THAPが令和3年10月27日に公開した動画「海を越えた鉄道~世界へつながる鉄路のキセキ~」を視聴するとともに、提言書(案)作成に向けて話し合いました。
長浜スクエア(旧長浜駅舎)見学
小刀根トンネル見学
今庄駅・今庄まちなみ情報館見学
「日本遺産(鉄道遺産ストーリー)と郷土愛の醸成」をテーマに掲げ、令和2年度・3年度の2年間、自主研究活動を進めてきました。その成果を「提言書」にまとめ、令和4年3月に敦賀市教育長に提出いたしました。
徳本委員長から市教育長に「提言書」提出
提言内容は4点
前期提言を受けて、生涯学習課と各公民館が主催して開催された「日本遺産(鉄道遺産ストーリー)を学ぶ講座」に、社会教育委員も参加し研鑽しました。市内9公民館全てで開催された講座には、325名の市民の皆さんが受講し、鉄道遺産ストーリーについて学び合うことができました。
講座のタイトルとスクリーン
熱心に受講する市民
日本遺産は敦賀の宝(展示物)
前期提言を受けて、生涯学習課が主催して開催された「ふるさとの魅力発見学習(3つのモデルコースの現地学習)」に社会教育委員も参加し研鑽しました。
NO | コース名 |
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1 |
長浜市お出かけコース -鉄道の歴史・柳ケ瀬越え巡り- |
2 |
敦賀港周辺おさんぽコース -旧敦賀港駅周辺巡り- |
3 |
南越前町お出かけコース -山中越え・今庄駅・今庄宿巡り- |