更新日:2025年4月8日
原子力発電所の周辺では、定期的に農作物や飲料水、海産物などを採取して、放射能の濃度などを検査し、原子力発電所の運転による環境への影響を調査しています。
今回の測定期間では、発電所からの放射性物質の放出による線量上昇は観測されず、環境安全上の問題となる影響は認められませんでした。
観測地点 | 月間平均 | 3か月間の 最高値 |
|||
---|---|---|---|---|---|
10月 | 11月 | 12月 | |||
1 | 白木峠A | 62.8 | 61.9 | 62.1 | 116.0 |
2 | 白木A (白木公民館) | 68.6 | 67.0 | 68.3 | 112.2 |
3 | 松ヶ崎D | 63.8 | 63.4 | 65.3 | 99.7 |
4 | 白木 1 D (もんじゅ 北東) | 69.9 | 69.1 | 69.0 | 100.9 |
5 | 白木 2 D (もんじゅ 東南東) | 41.3 | 40.7 | 42.8 | 96.7 |
6 | 白木 3 D (もんじゅ 南南東) | 56.6 | 56.1 | 57.5 | 105.0 |
7 | 白木 4 D (もんじゅ 南西) | 49.6 | 49.0 | 50.4 | 89.2 |
8 | ふげん北D | 65.1 | 64.6 | 65.0 | 100.7 |
9 | ふげん西D | 39.4 | 38.8 | 39.4 | 78.1 |
10 | 立石山頂B | 75.4 | 75.1 | 75.5 | 108.6 |
11 | 立石A (八坂神社) | 58.5 | 57.9 | 58.5 | 91.4 |
12 | 立石B (集落入口) | 92.2 | 86.7 | 84.8 | 102.0 |
13 | 猪ヶ池B | 80.2 | 79.8 | 80.5 | 136.8 |
14 | 水試裏B(水産試験場裏) | 81.7 | 80.4 | 81.1 | 137.5 |
15 | 浦底A (明神寮下) | 59.0 | 58.2 | 58.9 | 89.4 |
16 | 浦底B (剣神社西) | 79.1 | 82.0 | 86.9 | 129.2 |
17 | 色ヶ浜B | 80.2 | 81.3 | 83.9 | 116.2 |
18 | 縄間D | 73.1 | 72.4 | 74.9 | 121.8 |
19 | 敦賀A (合同庁舎前) | 61.9 | 62.1 | 64.5 | 61.8 |
20 | 赤崎D | 49.7 | 49.6 | 52.5 | 90.3 |
21 | 五幡B | 46.9 | 46.7 | 50.4 | 86.1 |
22 | 阿曽D | 48.4 | 48.1 | 50.9 | 87.5 |
23 | 杉津B | 52.7 | 52.8 | 56.0 | 98.5 |
24 | 東郷A (旧咸新小) | 62.2 | 61.4 | 63.0 | 111.2 |
25 | 粟野A (黒河小) | 67.0 | 67.0 | 67.7 | 108.2 |
26 | 疋田A (愛発公民館) | 84.9 | 84.7 | 86.2 | 128.0 |
線量率単位:nGy/h(1時間毎の値) |
(出典:福井県環境放射能測定技術会議 「原子力発電所周辺の環境放射能調査 令和6年度 第3四半期報告書」)
(注釈)図中の番号と上記表(測定結果)の番号は対応しています。
土中や大気中など、自然環境には天然の放射性物質が含まれ、常に放射線を出しています。
天然放射性物質の量は地域の地質によって異なるため、放射線量は観測地点により違いがあります。
また、降雨などの気象条件によっても変動するため、福井県では概ね20nSv/hから150nSv/hの範囲で変動するとしています。
線量率単位のGy(グレイ)は物質が放射線を受けて吸収したエネルギーを表す単位で、数値はおおよそSv(シーベルト)と同程度に換算することができます。上の表に使われているnGy(ナノグレイ)は、Gy(グレイ)の10億分の1となります。
市内の各所には、以下のような機器が設置されており、放射線量の測定や測定結果の報告を行っています。
観測局、モニタリングポスト、モニタリングステーション
空間放射線量や大気中の放射性物質の濃度などを測定しています。測定結果は、福井県原子力環境監視センターに送られ、分析、公表されています。
風向、風速、降雨などの気象情報を測定している箇所もあります。
設置場所:市内の26か所(上図参照)
モニタリングデータ表示装置
観測局やモニタリングポストなどで測定されたデータを見ることができます。
設置場所:敦賀市役所1階、福井県原子力環境監視センター