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原子力発電所周辺の環境放射能調査

更新日:2024年8月13日

原子力発電所の周辺では、定期的に農作物や飲料水、海産物などを採取して、放射能の濃度などを検査し、原子力発電所の運転による環境への影響を調査しています。

敦賀市内の放射線量

今回の測定期間では、発電所からの放射性物質の放出による線量上昇は観測されず、環境安全上の問題となる影響は認められませんでした。

市内各地での空間線量率連続測定結果(令和6年1月から3月)

観測地点 月間平均 3ヶ月間の
最高値
1月 2月 3月
1 白木峠A 64.6 64.4 64.1 109.4
2 白木A (白木公民館) 66.1 65.4 65.6 116.1
3 松ヶ崎D 63.6 62.8 62.9 105.7
4 白木 1 D (もんじゅ 北東) 66.6 66.2 66.0 94.2
5 白木 2 D (もんじゅ 東南東) 39.4 39.1 39.1 85.5
6 白木 3 D (もんじゅ 南南東) 54.6 54.0 54.2 91.8
7 白木 4 D (もんじゅ 南西) 46.9 46.5 46.3 79.9
8 ふげん北D 62.2 61.7 61.2 91.6
9 ふげん西D 36.8 36.1 36.0 71.2
10 立石山頂B 73.6 72.9 72.6 106.2
11 立石A (八坂神社) 56.0 54.8 54.9 88.6
12 立石B (集落入口) 84.1 83.2 83.3 101.6
13 猪ヶ池B 77.4 74.6 77.2 115.2
14 水試裏B(水産試験場裏) 76.5 76.1 76.1 104.7
15 浦底A (明神寮下) 57.3 57.2 57.2 78.7
16 浦底B (剣神社西) 73.1 74.8 77.5 111.1
17 色ヶ浜B 78.4 77.7 78.8 109.1
18 縄間D 71.7 71.9 72.3 119.0
19 敦賀A (合同庁舎前) 61.8 61.1 61.9 100.3
20 赤崎D 49.3 49.1 49.4 79.9
21 五幡B 48.0 47.0 47.2 76.2
22 阿曽D 48.0 47.5 47.6 80.1
23 杉津B 52.3 51.8 52.0 95.1
24 東郷A (旧咸新小) 60.7 61.8 61.9 99.8
25 粟野A (黒河小) 65.3 65.8 66.2 112.7
26 疋田A (愛発公民館) 80.0 84.0 84.3 130.4
線量率単位:nGy/h(1時間毎の値)

(出典:福井県環境放射能測定技術会議 「原子力発電所周辺の環境放射能調査 令和5年度 第4四半期報告書」)

  • 市内の放射線量は福井県原子力環境監視センターや各事業者が常時監視しています。
  • 観測地点の添字(A、B、C、D)は観測担当機関を表します。
    A:福井県、B:日本原子力発電株式会社、C:関西電力株式会社、D:日本原子力研究開発機構

市内の放射線量測定箇所

市内モニタリングポスト設置箇所一覧
(注釈)図中の番号と上記表(測定結果)の番号は対応しています。

放射線量の値について

 土中や大気中など、自然環境には天然の放射性物質が含まれ、常に放射線を出しています。
 天然放射性物質の量は地域の地質によって異なるため、放射線量は観測地点により違いがあります。
 また、降雨などの気象条件によっても変動するため、福井県では概ね20nSv/hから150nSv/hの範囲で変動するとしています。
 線量率単位のGy(グレイ)は物質が放射線を受けて吸収したエネルギーを表す単位で、数値はおおよそSv(シーベルト)と同程度に換算することができます。上の表に使われているnGy(ナノグレイ)は、Gy(グレイ)の10億分の1となります。

市内の放射線の監視機器について

市内の各所には、以下のような機器が設置されており、放射線量の測定や測定結果の報告を行っています。

敦賀合同庁舎のモニタリングポストの写真
観測局、モニタリングポスト、モニタリングステーション

空間放射線量や大気中の放射性物質の濃度などを測定しています。測定結果は、福井県原子力環境監視センターに送られ、分析、公表されています。
風向、風速、降雨などの気象情報を測定している箇所もあります。

設置場所:市内の26か所(上図参照)

副監視局の写真
モニタリングデータ表示装置

観測局やモニタリングポストなどで測定されたデータを見ることができます。

設置場所:敦賀市役所1階、福井県原子力環境監視センター

関連リンク

情報発信元

原子力安全対策課

  • 電話:0770-22-8113
  • ファックス:0770-22-1743