HPVワクチン(ヒトパピローマウイルス感染症予防接種)について
最終更新日:2024年7月3日
子宮頸がんについて
子宮頸がんは、子宮の頸部(子宮の出口に近い部分)にできるがんです。子宮頸がんのほとんどがヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染で生じるため、HPVワクチン(ヒトパピローマウイルス感染症予防接種)によりHPVの感染を防ぐことで、子宮頸がんを予防できると期待されています。
HPVワクチンについて
予防接種を受けるにあたっては、以下のリーフレットをお読みいただき、ワクチンの効果や副反応を十分理解した上で、接種を受けるかどうかご判断ください。
HPVワクチンについて知ってください(概要版)(PDF:2,780KB)
HPVワクチンについて知ってください(詳細版)(PDF:3,665KB)
定期予防接種について
定期接種対象者
小学6年生から高校1年生相当年齢までの女子(接種日時点で敦賀市に住民登録がある方)
令和6年度対象者:平成20年4月2日生から平成25年4月1日生まで
- 敦賀市では標準的な接種期間に合わせて、中学1年生に進学する前の3月末頃に、HPVワクチン通知書、予診票(2枚)を送付しています。
- 令和6年度発送者:平成23年4月2日生から平成24年4月1日生の方
接種期間
高校1年生相当年齢の年度末まで
なお、平成19年度生まれの方はキャッチアップ接種の期間(積極的勧奨を差し控えられていた期間に接種機会を逃した方に対する救済措置接種)として令和7年3月31日(月曜)まで公費で接種できます。
ワクチンの種類・接種スケジュール
HPVワクチンは3種類あり、ワクチンの種類や接種年齢によって接種間隔及び回数が異なります。ワクチンの十分な効果を得るためには、適切な接種間隔が必要です。
ワクチンの種類 | 回数 | 標準的な接種間隔 |
---|---|---|
シルガード(9価) | 2回 | 1回目の接種を小学校6年生から14歳で接種する場合 |
2回目:1回目の接種から6か月後 | ||
ただし、当該方法をとることができない場合は、5か月以上の間隔をおいて2回行う。5か月未満で2回接種した場合は、3回目の接種が必要となる。 | ||
シルガード(9価) | 3回 | 1回目の接種を15歳以上で接種する場合 |
2回目:1回目の接種から2か月後 | ||
3回目:1回目の接種から6か月後 | ||
ただし、当該方法をとることができない場合は、1か月以上の間隔をおいて2回行った後、2回目の接種から3か月以上の間隔をおいて1回行う。 | ||
ガーダシル(4価) | 3回 | 2回目:1回目の接種から2か月後 |
3回目:1回目の接種から6か月後 | ||
ただし、当該方法をとることができない場合は、1か月以上の間隔をおいて2回行った後、2回目の接種から3か月以上の間隔をおいて1回行う。 | ||
サーバリックス(2価) | 3回 | 2回目:1回目の接種から1か月後 |
3回目:1回目の接種から6か月後 | ||
ただし、当該方法をとることができない場合は、1か月以上の間隔をおいて2回行った後、1回目の接種から5か月以上、かつ2回目の接種から2か月半以上の間隔をおいて1回行う。 | ||
3種類のワクチンは、いずれも子宮頸がんの予防効果があります。どちらのワクチンを選択するかについては、医療機関にてそれぞれのワクチンの効能や効果などについて相談をし、接種するようにしましょう。
接種方法
医療機関にお問い合わせの上、予約してください。
福井県内での広域的な定期予防接種について説明します(外部サイト)
病気等やむを得ない事情があり、県外や福井県内の指定医療機関以外での接種を希望される場合は、事前申請が必要になります。
ご自身で接種を希望する医療機関へ問合せをし、接種が可能であることを確認してから、「予防接種実施依頼書交付申請書」を健康推進課へ提出してください。
申請の詳しい流れは、下記「県外で予防接種を受けられる方へ」をご確認ください。
接種時に持参するもの
- HPVワクチン通知書
- 予診票(必要事項を記入してください)
- 母子健康手帳
1回目の接種を15歳以上で接種する場合は追加で予診票をお渡ししますので、健康推進課までご連絡ください。
接種料金
無料(ただし、上記実施期間内に受けた場合に限ります)
注意事項
接種の際は、原則保護者の同伴を必要とします。ただし、13歳以上の場合、保護者の署名により、お子さまだけの接種も可能ですが、急な体調変化を来す恐れもあるため、なるべく保護者の同伴をお勧めします。
HPVワクチン接種後に症状が生じた方に対する相談窓口
(1)HPVワクチン接種後に気になる症状が生じた際は、まず接種を行った医師又はかかりつけの医師に相談し、受診をご検討ください。
(2)協力医療機関(福井大学医学部附属病院 産婦人科)の受診については、接種を行った医師又はかかりつけの医師にご相談ください。
(3)HPVワクチン接種後に生じた症状に関して、不安や疑問、困ったことがある方は、福井県健康福祉部健康医療局保健予防課(電話:0776-20-0711)にご相談ください。
ヒトパピローマウイルス(HPV)感染症の予防接種後に症状が生じた方に対する相談窓口を設置しています(外部サイト)
関連リンク
HPVワクチンのキャッチアップ接種については、こちらからご確認ください。
HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンのキャッチアップ接種に関するお知らせ
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