北陸新幹線深山トンネルの貫通
最終更新日:2020年8月6日
重機で掘削し、深山トンネルが貫通して、光が差す
8月3日、北陸新幹線 深山トンネルが貫通し、関係者による万歳三唱や鏡開きで節目を祝いました。
深山トンネルは、ラムサール条約に登録されている中池見湿地の近くを通ることから、工事では計画していたルートからの変更や地下水位低下を抑える工法を採用するなど、環境に配慮した対策が採られました。
また、軟弱な地盤であることによる工期の遅れや、掘削土から基準値を上回るヒ素が検出されたことに伴う作業の中断など、難工事となりました。
今回の深山トンネル貫通により、金沢-敦賀間の工区における12本全てのトンネルの掘削が完了し、敦賀開業に向けて、弾みとなりました。
工事の発注者の鉄道建設・運輸施設整備支援機構 敦賀鉄道建設所の柏木亮所長は、「深山トンネルは、環境への配慮や業者間の連携など、大変内容の深い工事となった。工事は終盤を迎え、工期は非常に厳しいが、引き続き安全第一で進めたい。」と意気込みを語りました。
鏡割りの様子
関係者で貫通を祝い、万歳三唱
深山トンネル外観
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