振り込め詐欺の手口
最終更新日:2015年3月1日
悪質業者の誘いの手口
振り込め詐欺と言えば「オレオレ詐欺」が主流でしたが、次々と新たな手口で狙ってくるので、よくある事例を公開します。
振り込め詐欺 編
- 「電話番号が変わった」は「オレオレ詐欺の新たな手口」
「おれだよ、おれ。」と電話がかかり、つい「○○かい?」と名前を確認すると、「そう、○○。実は事故にあってお金が必要になった。すぐにお金を振り込んで。」と言い、指定した銀行等の口座に現金を振り込ませるやり方からオレオレ詐欺と言われています。
最近では、息子や孫などを装い、「風を引いたから声が変なんだ。」「携帯の番号が変わったので登録しておいて。」と電話の後、会社のお金を使い込んでしまったとか、借金の返済や、交通事故の示談金が必要と泣きついて、お金を騙し取ります。振込みを依頼する以外にも、「知人に取りに行かせるから渡して。」と自宅に現金を取りにくる手口もあります。
- 「カード預かります」は「振り込ませない詐欺」
警察官や金融機関職員をかたり、「あなたの口座が振り込め詐欺に使われています。このままだと預金が下ろせなくなるので手続きが必要です。協会の職員を伺わせますのでカードをお渡しください。」とか「拾得物の中からあなた名義のカードが出てきました。手続きをスムーズに行う為に通帳とキャッシュカードを受取に行きます。」と言って、言葉巧みに暗証番号を聞きだし、キャッシュカードを騙し取ります。
- 「ATMへ行って」は「還付金詐欺」
税務署や市役所等を名乗り「税金や医療費の返還をします。今日が締め切り日なので、すぐにATMで手続きをしてください。」還付の手続きを指示するフリをし、実は、犯人の口座にお金を振り込む手続きをさせる手口です。
- 被害に合わないための対策
ご家族の連絡先を知っていますか?番号が変わったという電話には、元の電話番号にかけなおしてみたり、他の親族に確認しましょう。
家族や身近な親族しか知らない事実を合言葉にし、確認しましょう。
自分の名前を先に名乗るのはやめ、留守番電話やナンバーディスプレイを活用しましょう。
被害を最小限にするために、ATMの利用限度額を引き下げておきましょう。警察や銀行がキャッシュカードを受け取りに行くことは絶対にありません。