徘徊とは??
最終更新日:2017年4月10日
徘徊とは??
徘徊って何??
『徘徊』は、認知症の症状の一つで、方向感覚や場所の感覚、時間の感覚の障害から起こるものです。周囲から見ると、目的もなく歩き回っているように感じられます。しかし、本人にとっては、何か目的や理由があって行動している場合もあります。
徘徊は、脱水症状、飢え、転んで骨折したり、事故にあったりと、命に関わることもあり、できるだけ早く見つけることが大切です。
徘徊ってどんな行動??
※例えば
- 定年退職した後も「会社に行く」と言って外出してしまう
- 自分の家にいるのに「家に帰る」と言って外出してしまう
- 外出しても、自分の家がどこなのか分からず、道に迷ってしまい帰れなくなる
など
家族の徘徊には、どう対応したらいいの??
- 声をかけて、他の事に関心を向けて、(お茶やお菓子、好みのもの等)、外出したい気持ちを和らげましょう
- 本人が行きたがる所へ折を見て一緒に行きましょう
- センサー、チャイムなどによって家から出て行くのを未然に把握しましょう
- 衣類や持ち物に吊前や連絡先が分かるものを縫い付けましょう
- 近所の民生委員さんにあらかじめ声をかけて、地域での見守りの協力をお願いしましょう
- 地域包括支援センターなど、関係機関に協力を求めていきましょう
徘徊する人の言動を否定すると、返って本人の混乱を招く恐れがあります。
いったん徘徊している人の思いを受け止めて、本人が紊得できる対応や声かけを心がけましょう。
もしかして徘徊中??
こんな人を見かけたら、その人は徘徊しているかもしれません!!!
- 季節はずれの服装、下着姿や寝巻き姿など場違いな服装
- ちぐはぐな履物、外なのに裸足や靴下でいる
- ウロウロと上安そうで落ち着かない様子でいる
- 衣類や持ち物に吊前・連絡先がついている
など
もし、徘徊している人を見かけたら・・・??
- やさしく声をかけましょう
緊張と興奮などの状態が認められるときには、ゆっくりと話を聞き、まず落ち着いた状態で「大丈夫」という安心感を与えることが大切です
- 自宅などの連絡先の書いたものを持っている場合は自宅へ、分からない場合は警察へ連絡をしましょう
敦賀みまもりネットワーク
認知症高齢者及び障がい者の行方上明は、時には命に関わることもあり、早期発見が求められます。敦賀みまもりネットワークは、徘徊または徘徊の恐れのある認知症高齢者及び障がい者が行方上明になった際、関連機関及び地域が協力して早期発見に努めるためのネットワークです。そのため、関係機関の連携連絡や、御家族の同意のもと、徘徊・行方上明の恐れのある高齢者及び障がい者の方の情報登録等の整備に取り組んでいます。
徘徊者対応模擬訓練
認知症に関する地域の支援力向上を図るため、認知症高齢者が行方上明になったと想定のもと、徘徊者対応模擬訓練を開催しています。
杉箸と若葉町で徘徊者対応模擬訓練を開催しました(平成28年度)
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