東浦ミカンについて
最終更新日:2015年3月1日
東浦ミカンの紹介です。ちなみに敦賀はおいしいミカンができる北限地(これ以上、北の寒い地域では作れない場所)といわれています。
ミカンは栄養豊富な果物です。詳しくは↓【栄養素と効果一覧】をご覧ください。
【東浦ミカンの歴史】
江戸時代のすえに敦賀市阿曽で生まれた「金井源兵衛」さん(1785年生まれ)は、東浦で「特産品」を作って、農家の生活を豊かにしたいと思い、大阪府や和歌山県へ勉強にでかけ、東浦の気象(温度や雨の降る量)や土の条件を考えて、ミカン作りが一番良いと判断し、大阪から「普通ミカン」の苗木を買って、それを東浦の農家に無料で配りました。やがてたくさんのミカンがなり、明治時代に敦賀港からロシアのウラジオストックへミカンを輸出するまでになり、東浦のミカンは「特産品」となりました。しかし、その後、敦賀より暖かい九州や四国、和歌山県などで、早くから食べられる「早生ミカン」が作られ、東浦の甘くなるのがおそい「普通ミカン」は、じょじょに面積が少なくなりました。
【観光ミカン園のはじまり】
東浦でも昭和40年ころから「普通ミカン」にかえて「早生ミカン」が植えられるようになりました。昭和46年にミカンを作っている農家のみなさんが相談して、「お客さんに景色が美しく、空気のきれいなミカン園に来てもらい、おいしいミカンをたくさん食べてもらえる観光ミカン園」を行うようになりました。現在、11戸の農家が「観光ミカン園」を行い、毎年、10月~11月には約3,000人が「ミカン狩り」に来ています。 当初は皮が硬くて酸っぱく不人気でしたが、今や生産者の尽力により品質改良が行われ、甘くてコクのある味になっています。敦賀の名産品として立派に誇れるものに成長しています。
部位 | 栄養素 | 期待される効果 |
---|---|---|
実 | ビタミンC | 免疫力UP |
実 | クエン酸 | ダイエット効果、便秘解消、疲労回復効果 |
実 | βクリプトキサンチン | ガン予防効果 |
袋、スジ | ぺクチン | コレステロール値を下げる効果 |
袋、スジ | ヘスピリジン | 血圧上昇防止、毛細血管強化 |
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