「北陸新幹線敦賀開業に向けた敦賀市行動計画」を策定しました
最終更新日:2024年6月3日
敦賀市では、2024年春に予定されている北陸新幹線敦賀開業に向けて、行政・民間企業・関係団体などが一丸となって受け皿づくりに取り組み、開業効果を最大限に引き出すことができるよう、具体的な取組方策や行動指針をまとめた北陸新幹線敦賀開業に向けた敦賀市行動計画を策定しました。
計画の実行性を高めるため、毎年度、取組状況の評価・検証を行い、状況に応じて取組内容の追加や見直し、改善を行い計画の一部を変更しております。
計画の内容について
本計画は、各分野に横断する施策を「北陸新幹線敦賀開業」の視点で取りまとめ、一体的に推進するための具体的な取組方針を定めたものとなります。
基本方針
A 市内の拠点整備と回遊性向上
鉄道と港に関する資源の多い「敦賀港周辺エリア」、商業施設が多い「氣比神宮周辺エリア」、敦賀の玄関である「敦賀駅周辺エリア」の中心市街地や、名勝・史跡など観光拠点を中心とした整備を推進します。
また、敦賀市内を快適に周遊して楽しめるよう、バリアフリー化や二次交通が充実した環境づくりも進めます。
B マーケティング戦略とプロモーション
敦賀駅が北陸新幹線の当面の始発駅・終着駅となることで、多くの人が「敦賀」の名称を目にすることになり、敦賀を知ってもらう最大の好機となります。そのため、敦賀市民の視点、来訪者の視点から敦賀の魅力を分析しマーケティング戦略を立て、敦賀を訪れてもらうためのプロモーション活動を行います。
C 高速交通基盤を活かした拠点性の強化
北陸新幹線の当面の終着駅・始発駅となることで、交通結節点としての機能が強化されることから、その立地性を活かし、嶺南地域への教育旅行、ドラマ・映画などの撮影などの誘致を推進します。
また、敦賀駅が嶺南地域へアクセスするための重要な拠点となることから、近隣地域との連携を図りながら、観光PRやインバウンド向けのプロモーション活動を推進します。
D 敦賀の特色を活かした商業・産業活性化
「敦賀ふぐ」などの海の幸、「東浦みかん」などの農産品といった敦賀ならではの特産品を活用し、敦賀を訪れたいと思えるような魅力的な商品づくりを推進します。
また、京阪神方面、東海方面、信越・北関東方面のどの方面にもアクセスが容易になるという「交通の要衝」の特性を活かし、企業誘致や地場産業の事業拡大の支援を行います。
E ホスピタリティあふれる敦賀人の育成
来訪者に敦賀の魅力を伝えるためには、市民一人ひとりが敦賀の魅力を再認識し、誇りをもって紹介できることが大切です。ボランティアガイドの方をはじめ、民間企業、NPO、大学生などの若者など多様な立場の市民が、スキルと心(=おもてなし意識)を磨くことで、来訪者の受入体制づくりを推進します。
また、新たな「敦賀人」の受け入れに向けて、移住・定住希望者のサポートを行います。
さらに、行政と民間が協働で新幹線開業に向けた取り組みを推進できるよう、官民連携による組織づくりを目指します。
基本方針一覧
北陸新幹線敦賀開業により、京阪神方面、東海方面、信越・北関東方面のどの方面にもアクセスしやすくなることから、広域かつ多岐にわたる分野でこれまで以上に交流人口の増加が見込まれ、地域経済の活性化が期待されます。
今後、本計画の実施においては、行政だけでなく関係団体の皆様と連携しながら行動計画を着実に実行し、新幹線開業効果を最大にいかすための様々な取り組みを推進してまいります。
北陸新幹線敦賀開業に向けた敦賀市行動計画
【概要版】北陸新幹線敦賀開業に向けた敦賀市行動計画(PDF:923KB)
【全編】北陸新幹線敦賀開業に向けた敦賀市行動計画(PDF:4,668KB)
【分割版】第2章 北陸新幹線開業がもたらす効果(PDF:1,474KB)
【分割版】第3章 敦賀市の現況整理(PDF:1,548KB)
【分割版】第4章 行動計画の基本方針と取組施策(PDF:2,821KB)
関連リンク
「北陸新幹線敦賀開業に向けた敦賀市行動計画(骨子案)」に関するご意見の結果報告について(パブリックコメント)
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