麻しん(はしか)、風しん(三日はしか)について
最終更新日:2020年9月3日
麻しんは平成27年3月27日、世界保健機関西太平洋地域事務局により、日本が排除状態にあることが認定されました。かつては毎年春から初夏にかけて流行が見られていましたが、排除後は、海外からの輸入例と、輸入例からの感染事例のみを認める状況となっています。
風しんは、平成26年から平成29年にかけて、各々年間319例、163例、129例、93例の報告があり、平成23年以前の水準に落ち着いていたものの、平成30年には7月下旬頃から関東地方を中心に患者数の報告が増加しています。
敦賀市では、2022年3月までの3年間に限り、風しんの予防接種を受ける機会がなかった昭和37年4月2日から昭和54年4月1日までの間に生まれた男性に対して、風しんの抗体検査と予防接種(十分な量の抗体がない場合)を無料で実施します。
詳しくは、下記の敦賀市ホームページをご参照ください。
麻しん(はしか)とは
麻しんは、麻しんウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症です。
感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染で、その感染力は非常に強いと言われています。
潜伏期間は10日から12日で、その後発熱や咳、鼻水等の症状(カタル症状)が現れます。
麻しんを疑う場合は、事前に医療機関へ電話で麻しん感染症が疑われることを伝え、医療機関の指示に従って受診してください。
風しん(三日はしか)とは
風しんは、風しんウイルスによって引き起こされる急性の発疹性感染症です。
感染経路は、飛沫感染で、その感染力は非常に強いと言われています。
潜伏期間は2から3週間で、その後発熱や発疹、リンパ節の腫れ等の症状が現れます。
風しんを疑う場合は、事前に医療機関へ電話で風しん感染症が疑われることを伝え、医療機関の指示に従って受診してください。
予防方法
麻しん、風しんは感染力が非常に強く、手洗いやマスクのみで予防はできません。
麻しん・風しんの効果的な予防方法は、ワクチンの接種です。
関連情報
風しんにおける抗体検査・予防接種を実施します(敦賀市ホームページ)