重複・多剤服薬に注意しましょう!
最終更新日:2024年2月15日
重複・多剤服薬って?
重複服薬とは
同じ時期に複数の医療機関を受診し、かつ担当医師が他の医療機関での処方内容を把握できなかった場合に、同じ効能の薬が重複して処方され、服薬することです。
多剤服薬とは
必要以上に多くの種類のお薬が処方されて、服薬することです。本市では10種類以上の薬をのんでいる場合をいいます。
重複・多剤服薬でおそろしい問題が起こるかもしれません!
薬の本来の効果が発揮されないばかりか、重い副作用や症状の悪化が促進され、重篤な健康状態を招く可能性があります。また、不用な薬剤を処方することから無駄な医療費を増やしてしまうことになり、健康保険の財政を圧迫することになります。
重複・多剤服薬にならないように「お薬手帳」を活用しましょう!
お薬手帳とは
「お薬手帳」は、病院や診療所で処方された薬の名前や飲む量。回数などを記録した手帳です。福井県にて「お薬手帳」を作成し、無料で配布しています。
お薬手帳を持ちましょう
診察のとき、薬をもらうときは必ず「お薬手帳」を見せましょう。
- 他の病院や診療所でもらっている薬や、現在飲んでいる薬と重複していないか一目で確認できます。
- 災害や事故などにあったときに、ご自身が飲んでいる薬の情報を伝えることができます。
- 薬局や医療機関で調剤してもらった薬の情報を「お薬手帳」に記入してもらいましょう。
1人1冊にまとめましょう!
- 病院ごとに別々の「お薬手帳」を持っていると、服薬しているすべての薬がわからなくなってしまいます。
- 医師や薬剤師に正確な情報を伝えるために、1冊の「お薬手帳」にまとめて管理しましょう。
かかりつけ医やかかりつけ薬局を持ちましょう
- 日常の診療、身体のことを気軽に相談できる「かかりつけ医」を持ちましょう。
- 薬の飲み合わせ、重複の確認や、困ったときの薬のことを相談できる「かかりつけ薬局」を持ちましょう。
敦賀市国民健康保険では重複・多剤服薬の問題解決に取り組んでいます
重複・多剤服薬のおそれのある被保険者に対して、注意喚起の文書をお送りしています
文書が届きましたら、お薬手帳とあわせてかかりつけの医療機関や薬局にそのままお持ちください。
薬剤適正使用多職種連携事業を行っています
敦賀市では重複・多剤服薬に関する取組として、医療機関や薬局と情報連携する薬剤適正使用多職種連携事業を行っています。
委員とともに重複・多剤服薬のおそれのある被保険者の服薬情報を確認し、重複服薬者への通知の必要性を検討しています。