睡眠でこころとからだを整えよう!
最終更新日:2025年3月11日
睡眠はなぜ必要?
睡眠の効果
睡眠は、健康づくりに不可欠な「休養」の基本です。体はもちろん、脳を休めるという重要な役割を担っています。
また、睡眠中には傷ついた細胞を修復して新陳代謝を促したり、免疫物質もつくられたり、体のメンテナンスもされています。
睡眠の効果
- 体や脳を休める
- 疲労回復
- 免疫力アップ
- 内臓や筋肉の修復
- ホルモン分泌
- 大脳の記憶整理、定着化
睡眠不足による心身への影響
睡眠不足や不眠が続くと、日中の眠気や疲労、頭痛等に加え、心身の健康バランスを取る自律神経が乱れ、ホルモン分泌がうまく作用しなくなります。その結果、食欲を促進させるホルモンが増えて肥満を招くほか、高血圧、糖尿病などの生活習慣病のリスクを高めます。また、睡眠不足は、がんやうつ病とも深く関わっています。
睡眠でしっかり心身の休養をとるために
毎日の睡眠でしっかり心身の休養をとるためには、「睡眠の質(睡眠休養感)」と「睡眠の量(睡眠時間)」を十分に確保することが大切です。
そのために、次のことに心がけましょう!
- 6時間以上を目安とした睡眠時間を確保する
(注)適正な睡眠時間には個人差があります。
- 食生活や運動等の生活習慣、寝室の睡眠環境等を見直す
<参考:健康づくりのための睡眠ガイド2023>
「質の良い睡眠」のカギは規則正しい「生活リズム」
<朝>
- 早起き、もしくは毎朝同じ時間に起床する
- 朝日を浴びることにより、体内時計をリセットする
- 朝食をしっかりとって体を目覚めさせる
- 寝だめはしない
<昼>
- こまめに体を動かしたり、軽い運動をする
- 短時間昼寝をする(午後の早い時間に行う15分から20分の昼寝は、作業効率アップにつながります)
<夜>
- 過度な飲酒は控え、寝酒はしない
- 就寝前のコーヒーやタバコは避ける
- 入浴は就寝2時間前までにし、シャワーで済まさず湯船につかる
- 寝る直前までのテレビやスマホは避ける
- 夜更かしは控える
睡眠に適した環境づくり
<光と音>
- 外の光が部屋に差し込まないようカーテンを閉める
- 照明は消すか間接照明を活用する
- 騒音を遮断し、静かな部屋で眠る
<室温と湿度>
- 室温は夏なら25℃から28℃、冬なら18℃から22℃くらい
- 湿度は50%から60%が目安(個人差があります)
- エアコン等の風を体に直接あてないようにする
快適な睡眠環境は、寝入りから寝起きまで維持できるとよい
<寝具・衣類>
- 体温調節をうまくできるよう、寝具や衣類を工夫する
- 布団は軽くて通気性の良いものを使う
- 薄手で吸湿性、吸水性に優れた綿の衣類を選ぶ
睡眠の不調などが続くときは・・・
睡眠の不調(入眠困難・中途覚醒 等)や睡眠休養感(睡眠で休養が取れている感覚)の低下、日中の眠気が強い等の症状が続く場合、睡眠障害が原因の場合がありますので、医療機関にご相談ください。
こどものためのぐっすり(Good Sleep)ガイド(PDF:1,292KB)
成人のためのぐっすり(Good Sleep)ガイド(PDF:1,004KB)
高齢者のためのぐっすり(Good Sleep)ガイド(PDF:987KB)
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