腸管出血性大腸菌感染症の患者数が増加しています!
県内の腸管出血性大腸菌感染症の患者数は、令和8年1月3日の初発事例以降、36名となり、昨年同時期の8名を大幅に上回っています。
通常、夏季(6月から8月)に多く発生する傾向がありますが、今後も、秋の行楽シーズンでバーベキューなどの野外活動により焼肉等を食する機会が増えるとともに、比較的気温が高い日が続くことから、引き続き腸管出血性大腸菌感染症による患者の増加が懸念されます。
腸管出血性大腸菌感染症とは
- ある種の毒素(ベロ毒素)を出す病原性大腸菌の感染により、水溶性下痢、腹痛、血便、発熱(37から38度)、嘔吐などの症状がみられる細菌感染症です。
- 発症約1週間後、約6から7%の方にHUS(溶血性尿毒症症候群)という重篤な症状(致死率約1から5%)が現れる場合があり、注意が必要です。
- 年齢を問わず発症が見られますが、小児の報告例が多い感染症です。
- 細菌表面の抗原の違いによりO157、O26、O111などと呼ばれています。
- 比較的少量の菌量(数十から約100個)でも発症し、潜伏期間は2日から14日間(平均3から5日)と言われています。
- 大腸菌は自然界に広く存在しており、病原性大腸菌も一般の大腸菌同様、食肉用動物(主にウシ)の腸管内のほか、野菜等にも付着している場合があります。
- 接触者調査や検便検査の結果、感染していても症状の現れない無症状保菌者が見つかることもしばしばあります。
予防方法について
- 調理や食事の前、トイレの後には、十分に手を洗いましょう。
- 症状がある方は、調理を避けましょう。
- 調理器具は食品ごとにこまめに流水で洗い、熱湯をかけておきましょう。
- 生野菜は流水でよく洗い、加熱する食品は十分に加熱(中心部を75℃で1分間以上)しましょう。
- 焼肉をする場合は、生肉専用の箸を用いるなど、箸の使い分けをしましょう。
- 若齢者や高齢者のほか抵抗力の弱い人は特に罹りやすく、重症化する可能性が高いので注意が必要です。
お肉は生で食べないで!! [PDFファイル/690KB]
症状が現れたら
- まず、医療機関にかかりましょう。
- 下痢止めの種類によっては、かえって症状を悪化させることがあるので注意が必要です。
- 抗生物質の内服治療等により1週間程度で治まりますが、症状の程度により入院が必要となることもあります。
- 飲食店などで調理業務に当たっている人は、菌が認められなくなるまで就業制限がかかりますので、感染には特に注意してください。
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