敦賀北小学校 認知症サポーター養成講座
最終更新日:2015年12月22日
10月21日、敦賀北小学校の4年生が「認知症サポーター養成講座」を受講しました。認知症の症状を学び、認知症の人の気持ちを考え、自分たちにできることについて考えました。
脳の模型をみながら、脳のはたらきについて学びました。
脳は記憶だけでなく、見る、聞く、話す、体を動かす等の役割があり、元気に生活できるのは脳のおかげであることを学びました。そしてもうひとつ大切な役割として、脳はこころ(感情)を司っていることを学びました。認知症になってもこころ(感情)は残っていることを学びました。
先生も参加した寸劇で、認知症の方への接し方について学びました。
認知症の方に対して怒ってしまうと、何に対して叱られたのかは忘れてしまっても、叱られたという悲しく嫌な感情は残ってしまうことを学びました。否定せずに安心できるように接することの大切さを学びました。
受講後の子どもたちへのアンケートより(一部抜粋)
認知症の人に会ったら、みなさんがしてあげたいことは何ですか?
- 6人から7人に1人は認知症がある人がいることがわかりました。認知症になっている人に怒ったりすると、病気がもっと悪くなることがわかりました。やさしくして助けてあげたいと思いました。
- 認知症は、自分が誰だかわからなくなったり、自分の子どもの顔がわからなくなったりする病気だから、やさしくして喜んでもらいたいです。
- 安心していると障害を遅らせることができます。一緒についていってあげたり、家に送ってあげたいです。
子どもたちのやさしい気持ちが伝わってきます。このやさしい気持ちは、認知症の人や周りの人たちをしあわせな気持ちにしてくれると思います。