敦賀西町の綱引きが開催されました
最終更新日:2018年1月29日
大綱を引く参加者
1月21日、国指定重要無形民俗文化財「敦賀西町の綱引き」が2年ぶりに開催されました。
会場の相生町西町通りには、地元住民や見物客など大勢の人で賑わいました。
この祭りは、長さ50メートル、太さ25センチメートルほどの大綱を大黒方と夷子方に分かれて引きあい、1年の豊作豊漁を占う敦賀の冬の風物詩。
神事の後、夷子神と大黒神に扮した男性2人が「夷子勝った、大黒勝った、エンヤー、エンヤー、エンヤー」との掛け声が響く中、町内を練り歩きました。
西町通りを練り歩く両神
大勢の参加者が綱を引く様子
両神が会場の中央に戻ると、合図と共に大綱が放たれ、沿道にいた地元住民や見物客たちが一斉に大綱を持ち、綱引きが始まりました。
今年は約2分間の熱戦の末、夷子方が勝ち、豊漁という結果になりました。
今回は、市民有志により結成された「敦賀西町の綱引き伝承協議会」が初めて運営を担いました。
伝承協議会の木下章会長は綱引きを終え、「とにかく無事終えることができて良かった。来年はもっと多くの方に参加してもらえるよう取り組みたい」と笑顔で話しました。