水害に備えて!水防訓練を実施しました
最終更新日:2017年6月14日
袋に土を詰めて、土のうを作成する様子
平成29年6月3日、水防訓練が古田刈の笙の川河川敷と古田刈公園で行われ、市職員、消防職員、消防団員や粟野地区の住民など約150人が参加しました。水防訓練は、梅雨や台風など豪雨による洪水が起きやすい時期を迎えるにあたり、水害による被害を防ぐための技術の習得や水防体制の強化などを目的に毎年開催しています。
段ボールやプランターで浸水を防ぐ工法を実践中
土のう作りの指導風景
今年の訓練は、浸水を防ぐための土のう作成訓練、段ボールやプランターなど身近にあるもの利用して住宅浸水を防ぐ工法、各工法に用いる基本的なロープの結び方講習など実践的な内容となっており、参加者は消防職員から指導を受けながら、真剣な表情で取り組んでいました。
重機を使って大型の土のうを作成、設置する訓練
番線を使って杭を固定する方法を指導する様子
また、河川に取り残された人を救助・救出する訓練が行われ、消防救助隊がロープを使って救助する訓練と、防災ヘリを利用して上空から救出する訓練の2つが行われました。
訓練後、中山副市長は「参加された皆さんには、地域に戻られて、今日学んだノウハウを地域に広めていってほしい。」とあいさつしました。また、訓練の講評として、岡消防長は「皆さんがきびきびと行動していた点が大変良かった。水害は施設整備や点検がしっかりしていれば未然に防げるものだが、近年の傾向として想定以上の水害が起こっている。そういった時には、今日の訓練を生かしてほしい。」と述べました。
防災ヘリによる救出訓練
対岸に渡したロープを使い、要救助者を救出
訓練を終えた参加者の皆さん