敦賀西町の綱引きが開催されました
最終更新日:2019年1月23日
東西に分かれて綱を引き合う参加者
1月20日、国指定重要無形民俗文化財の「敦賀西町の綱引き」が相生町西町通りにて開催されました。
敦賀西町の綱引きは「夷子大黒綱引き」とも言われ、江戸時代初期から400年以上続く伝統行事です。夷子方と大黒方に分かれて大綱を引き合い、夷子方が勝てばその年は豊漁、大黒方が勝てば豊作になるといわれています。
きらびやかな衣装をまとった夷子大黒神の姿
掛け声とともに町内を練り歩く夷子大黒神
合図とともに軒下の綱が下され綱引きが始まる
綱引きの前には、伝統の面をかぶり、古式ゆかしい装束に着飾った夷子大黒神が「夷子勝った、大黒勝った、エイヤー、エイヤー、エイヤー」との掛け声が響く中、町内を練り歩きました。
その後、綱引き開始の合図とともに、軒下につり下げられていた大綱が通りに投げ下され、綱引きが始まりました。通りに集まった参加者は、東西に分かれて勢いよく綱を引き合い、約1分間の熱戦の末、夷子方が勝ち、豊漁という結果となりました。
綱引きに参加した加納翔くん(7歳)は「お魚が好きだから夷子の方を引きました。初めて引いたけど楽しかった」と話しました。
見物人も加わり、東西に勢いよく引かれる大綱
勝利を喜ぶ夷子神